本堂

円窓

桟を外に向けて、本堂を正面から見て左右に円窓を配する、黄檗建築特有の様式です。乾坤・明暗・日月、対比していても一つの物あるということを表現しています。

寺号額

大興禅寺
黄檗亘令書　黄檗61代管長九皐庵亘令猊下による

本尊を装飾する左右の聯（れん）

本尊を装飾する左右の聯（れん）

左：桂巖令名格外香（桂巖の令名、格外に香し）

左：桂巖令名格外香（桂巖の令名、格外に香し）

右：大興真心徧十方（大興の真心、十方に徧し）

右：大興真心徧十方（大興の真心、十方に徧し）

建造物内にある装飾する黄檗特有の漢詩の対句を左右に荘厳物。当山住職の修行時代のお師家様でもある黄檗60代管長、蒼龍軒泰山猊下の筆によるもの。

東単

黄檗宗祖隠元禅師、法嗣即非禅師、当寺開山桂巖禅師、以下、歴代和尚位牌壇。

祝融佛

本堂焼失前の本尊。元の姿はお釈迦さまでした。

法鼓（香灯）

香灯と書いてヒャンテンと言います。法要中に使う黄檗宗特有の梵唄（ぼんばい）を象徴する鳴らし物です。

閻魔大王鋳像

由来は不明だが、鋳造であったため、火災にあっても姿を留めました。憤怒の表情も鬼気迫るものがあります。

本堂西単

祝融佛を正面に、左に閻魔像、正面下に当山開基の諫早伊勢姫の位牌、左手下に大興寺以前の即宗庵開基武富家の位牌を祀っています。

龍の彫刻

本堂入口の上部には龍のお姿があります。龍は仏の教えを助ける八部衆の一つで龍神と呼ばれています。

龍や花の天井彫刻

本堂内には天井一面に施された龍や花の彫刻が本堂を彩ります。その中でも龍の彫刻は大きさもさることながら、お姿に迫力があります。